1st AC でバラナシへ

「あ〜あれにはぜったい乗りたくない」「なんで?」  カルカッタ駅にヨコズケされた2等寝台車の窓から、ドアから、ホームから人肉がはみ出している。確かに肌は褐色と言えるけど、それはウエットティシュで拭いてもおんなし色なんやろーか?、。
プーケットでバンジージャンプやった時は、僕の他にだれも客がいなくてそれはそりゃムっちゃビクビクだったけど、これだけ人がいるのもやばすぎる!
 アジアを旅してて寝台車には何度も乗ったけど、1等AC寝台は初めてだ。とにかく僕は1等寝台車に乗った、切符は持ってないけどそーなったんだ。ただ今、この車両のコンダクターと交渉中だ。このコンダクターによると、ベットにマットもあるらしーが、どーも値段が信用できない。きっと後で、ライターでもせびりにくるんだろーな。待ってるゼ。

 チャイ売り、水売り、へんな果物売り、、、、、停車するたびに頭にいろんなもんを乗せた連中がよってたかって迫って来るなんつぁーこりゃ中国の列車を思い出したりしつつも、ここにはこない。そーなんだ、1st AC 寝台っつーくらいで窓も開かなくて、ゆっったり静か、外の景色だけがゲロゲロに流れていくんだ。

 時間の感覚と臭気。このギャップが、昨日までとの対比が、、さぁ、。やっぱし僕にあの世を見せるのは名所旧跡じゃなくて、けっこー列車の中なんだ。いつも列車の中なんだよな。
 都市はどこの国も同じだっとか言ってた奴がいたけどよ、そんなもんボンクラ旅人としか思えんな。、田舎こそどこの国でも同じだよ。物静かで、人情味があって、老けてて、ちょっと恐くて、、、田舎に泊まるのはそーおもしろいとは思わないけど、列車の移動はまー楽だし、外見てるだけで、なんだかおもろいし(景色だけならバスのほうがおもろいけど、、)、これが2等寝台ならさらに地元の方との、、、、

 とか思いふけつつ、未明の停車駅ホームに降りたとこ、黄色いペンキを体に塗られたブリーフ姿のおなわちょーだいの人達が、ライフル担いだ警官に連れられ僕らが乗るはずだった2等寝台に乗り込んでった。です¥。