BALI TRAVELLING INTO THE BUCKET

赤道を越えトランスの島へ行く

        
1月3日
早朝に帰宅、年賀状を書き初めるが2時間後には出かけなければならない。 AM7:15日暮里駅で同行の人々と待ち合わせ。殆ど初めて会う人ばかりなんで誰が連れの人なのか最初はナゾだったが、頭が赤いのやらオレンジのやらがそーだとすぐに判明。成田よりガルーダインドネシア航空にて僕を含めていろんなの13人組空を飛ぶ。なんやかや そーこーしつつも真っ暗闇のバリ島ウブド村に到着、宿の名は「チェチャック・イン」日本語に訳すと「ヤモリの館」である。とはいえいろんなデザインのバンガローっぽいのが森の中にいくつも点在していて、プールはないが敷地内に川が流れてて、そこらじゅうにアヒルやらニワトリやらヤモリやらがいるってなとこ。僕は外にもベッドがあって露天シャワー&露天トイレの建物に泊まることにした。   
     
1月4日
バリの朝は早い、使用人に聞いてみたところ、「チェチャック・イン」のオーナーはオーストラリアに住んでて日本の神社とかでも踊ったことのあるかんじなバリダンサーでして、日本からアーティストがこぞって来てくれたことに対していたく歓迎しているとのこと。 市場で食事をしてからジャランジャラン(散歩)に出かける、山道を数時間歩いて行った処にあったバリ絵の教室で異様な宗教画を1枚買う。そこで休んでるとおじさんが寄ってきて「なにか飲むかい?」と(たぶん)インドネシア語で聞いてきたんで「ちょーだい」と答えたところ、そのおじさんは足に縄を結び付けてヤシの木を昇っていった...。 夜、数人と落ち会って「ケチャック ダンス」を観に行く、面白すぎるんで大笑いしながら観ていたら「おまえもこっちに来い」と誘われちゃって半裸の私ステージでケチャりまくる、褐色肌の群れの中ポツンと1つの黄色肌「ジャッジャッジャ、ジャカジャカジャ〜」、集団トランス状態を体験する。   
     
1月5日
腰巻きに、バティックのシャツ、首輪にサングラス、裸足のいでたちで乗り合いバスに乗り込む。滝に打たれたり象の洞窟を探検したりする。途中の山道で数キロに渡るフルーツを被った現地女の歩く列と、ターバンもどきを巻いた現地男を荷台に詰め込んだ数台のトラックに遭遇する、その先では異臭とガムランリズムの中で葬儀が行われていた。「海に連れてけ」と運転手に言うがスコールで前へ進むことができず、2日後の朝に日の出を観に海まで連れていってもらう事を運転手と約束して宿へ戻る。 木彫り職人の村で譲ってもらった竹筒でできてる楽器を「チェチャック・イン」の使用人カチャに教えてもらう、何だかうますぎるんで聞いてみたらカチャはアートスクールでトラディショナルミュージックを習っているそーで納得、カチャが言うには「オールインストゥルメンツ オーケー」ってほんまかいな。 屋台で脳味噌丸だし状態の犬と死んだはずのピカソを発見しつつも夜、数人と落ち会って「ラーマヤナ=ガムラン」を観に行く。         
1月6日
聖地「キンタマーニ」へ行くことにする、常夏の島も山に昇ると結構寒い。行くとこどこの聖地で顔面に米粒を貼り付けられては頭から水をかけられるもんで、余計寒くなるじゃねーか。 宿に戻ってからカチャに竹筒楽器の続きとガムランパーカションの御教授を受けてると、その辺にうろついてた使用人達が「俺にもやらせろ」とインドネシア語で叫びながら寄ってくるんで演らせてみるがカチャよかうまかったりはしない。 夜、地元のお祭りで「ワヤン=影絵芝居」をやるって言うんで地元の正装に着替えて観に行く。何時までたっても終わりそーもないんで、屋台に寄る。せっかくだから地酒を買ってコーって事になり屋台のそばのKIOSKみたいなとこで謎の蒸留酒「アラック」を注文、するとおばさんは奥からポリタンクを引っ張りだしてきてビールの空き瓶の臭いを嗅いで「ヤー」と一言、ポリタンクから空き瓶に注いで蓋の替わりにビニール袋を丸めて突っ込んだ。   
     
1月7日
朝6時に起こされて、約束の日の出を観に海へ向かって出発する。海とは言ってもさすがに地元の人間が案内する海はちょいと違う、車を行き止まりで留めて「ここから歩け」と言われてからややしばらく、こんどは「この川を渡れ」と言う、まーいいかってんで腰巻きを捲り揚げて川を渡ると「テレマカシーのシェケンケン」バリに来て初めて観る海では数人の漁師らしき人らが全裸で水浴びをしていた。さすが南の楽園だぜ、僕は海パン状態で珊瑚のかけら舞い踊る海に浮かんだ。 ウブド村探検のため自転車を借りに行く、1台Rp.4000のところ2台でRp.6000にしてもらったが(Rp.1000≠80円)30分位乗ったところでスコールが来たもんで自転車屋に戻り「はっきり言って俺は自転車にはうるさいんだ、こんなオンボロ自転車を押しつけて金を取ろーってのはまったく根性が曲がってるぜ」と手真似で伝えてRp.5000を返してもらいその金で食事をする。 宿に戻ってから帰る為の荷作りをカチャにしてもらって、帰るギリギリまで青銅器でできている楽器「ガムランゴング」を教えてもらう。カチャと向かい合って「ガムランゴング」を日が暮れるまで叩きまくってから「チェチャック・イン」のみんなにお別れだ。 経由地ジャカルタでバロンの話をしていたら水木しげる氏に遭遇、僕を含めていろんなの13人組と水木しげる氏を乗せたガルーダインドネシア航空は皇太子婚約に浮かれてる日本に向けて飛び立った。 ..... おしまい / Sing Ken Ken